竹内志朗先生
昔の話になりますが、千日前に大阪歌舞伎座がありました。
いまのビックカメラの場所で約1,700席もあった大劇場でした。
毎月、歌舞伎、新派、新国劇、前進座、の芝居が上演されていました。
市川寿海丈(二枚目映画俳優 市川雷蔵さんの父君)の「新・平家物語」、市川寿海丈と二代目中村鴈治郎丈の「獄門長」この獄門長の一幕目の江戸の大火で燃える牢獄の場面は演劇史に残る名舞台で再現はできないと思います。
それに十一代目市川団十郎丈が海老蔵時代の「若き日の信長」など、新歌舞伎の演目に見習スタッフとして手伝っていました。
市川寿海丈のはつらつとした平清盛役、海老蔵丈の若き日の暴れん坊の信長の芝居がいまも思い浮かびます。
芝居はもちろん観劇していただきたいし、江戸の荒事、上方の和事の優れた演目がたくさんあります。
こうした歌舞伎、そして文楽人形浄瑠璃をたくさんご観劇ください。
http://www.spur.co.jp/tegaki_net/ (2016年まで更新)